INTERVIEWS
社員インタビュー
社員インタビュー
2025.06.22
加賀徹さん 2013年3月入社
工場での製造業務を3年間経験した後、毎日違う現場で働きたいという思いから造園業界に転身。2013年の入社以来、数々の経験を積み、現在は現場責任者として活躍中。個人宅から公園まで多彩な現場でチームをまとめながら、造園技術の向上と後輩育成に取り組んでいる。
前職では車の部品を製造する仕事をしていました。3年ほど勤務する中で、毎日決まった時間に決まった作業を行う環境よりも、外で体を動かし、毎日違う仕事をする生活に魅力を感じるようになっていったのです。転職活動を始めた際、体を動かす仕事はいくつかの選択肢がありましたが、その中でも造園業を選んだのは手に職をつけたいという思いがあったからです。正直なところ、造園業がどのような仕事なのか詳しくは知りませんでしたが、未経験でも受け入れてくれる環境があったことから、上保造園への入社を決意しました。
入社時期が2月だったこともあり、想像していた剪定作業ではなく、造園工事の現場からスタートすることになりました。前職とは異なる仕事に当初は戸惑いもありましたが、季節によって作業内容が変わることを学び、造園業の奥深さに惹かれていったことを覚えています。
私の主な業務は、各現場の責任者として作業全体をマネジメントすることです。個人宅での作業では、まずお客様のお宅を訪問し、ご要望を詳しくお聞きします。多くの場合は「例年と同じ感じで」というご依頼ですが、木の状態をしっかりと確認した上で、専門的な視点から「この木はもう少し切った方が良いです」といった提案をすることも重要な仕事です。時には、公園の木々の剪定など、2週間ほどかかる大規模な現場を担当することもありますね。
作業を行う上で大切にしているのは、チームメンバーとのコミュニケーションです。「こちらの草花を踏まないよう注意してください」といった情報共有から、危険箇所の確認まで、安全で円滑な作業のための準備を怠りません。加えて、経験の浅いメンバーがいる場合は「どこまでやれば良いのか分からない」と迷わないよう、こまめに声をかけて情報を共有しています。現場が順調に進んでいる時は会話を交えながら楽しく作業し、スケジュールがタイトな時はメリハリをつけて集中するなど、状況に応じた雰囲気づくりを心がけています。
これまでで最も印象に残っているのは、2024年7月から9か月間にわたって他社と協力して進めた造園工事です。この現場では、私一人が当社の代表として参加し、現場監督として写真管理なども含めた全体のマネジメントを担当しました。面識のない方たちと長期間一緒に働くのは初めての経験でしたが、懸命に取り組んだ結果、天気にも恵まれ、スムーズに工事を完了させることができました。この経験は、まさに一生の思い出になる貴重なものとなりましたね。今後はさらに造園工事の技術を高め、より大規模な庭づくりや公園工事に挑戦したいと考えているところです。
入社を検討されている方には、明るさと元気さを大切にしてほしいと思います。造園業は、お客様の大切な庭や公園を扱う責任ある仕事ですから、お客様や住民の方々とコミュニケーションを取りながら進めていくことが重要です。そうした中では、自分から積極的に挨拶でき、分からないことがあっても「分かりません」で終わらせずに質問できる方が活躍できるでしょう。そのような方と一緒に、お客様に喜んでいただける仕事を続けていきたいですね。