INTERVIEWS

社員インタビュー

2025.06.22

自然を愛する思いを胸に、街の景観づくりに情熱を注ぐ日々

小林颯太さん 2025年4月入社

環境系の専門学校で学び、2025年4月に入社。もともと自然を愛する気持ちから林業に興味を持っていたが、街に緑を増やしたいという思いから造園業を選択した。新入社員ながら様々な現場で経験を積み、バリカンや草刈り機などの機械操作にも挑戦中。将来は樹木医を目指している。

「街の中に緑を増やしたい」という思いが、造園業への第一歩に

私が造園業に興味を持ったのは、専門学校時代に林業のインターンシップに参加したことがきっかけです。幼いころから自然が好きだったので林業に関心があったのですが、実際の現場を体験してみると、自分の描いていたイメージとは少し違うと感じるようになりました。そうして自分の進路を考える中で、「森の木々を管理するのではなく、街の中に緑を増やしていくことに貢献したい」という思いが強くなっていったのです。

上保造園への入社を決めたのは、会社が伐採した木の売上の一部を植樹活動に活用するという取り組みに共感したからです。また、会社見学の際に、多様な業務内容を知り、幅広い経験が積めると感じたことも決め手となりました。木の剪定だけでなく、庭の設計や施工まで手がけているので、私が抱いていたイメージよりもずっと奥が深い仕事だと実感しています。

多様な現場での経験が少しずつ自信になっていく

現在は先輩社員と一緒に様々な現場へ行き、庭木の剪定や草刈り、清掃などの造園作業を行っています。大きなビルの植栽管理から個人宅の庭木の手入れまで、日によって訪問先は変わるため、現場に合わせて使用する機械や道具も変えていきます。専門学校で草刈り機を使ったことはありましたが、バリカンと呼ばれる刈込機は初めてだったので、先輩に教えてもらいながら慎重に作業を進めているところです。

多様な現場にかかわる中で、特に印象に残っているのは八潮団地での作業です。そこは海沿いにあるため常に強い風が吹いており、剪定した枝葉がどんどん飛ばされてしまうという事態に直面しました。最初は何度も掃除することになり時間がかかりましたが、風の方向を観察して風下に集積場所を設ける工夫をしたところ、効率良く作業ができるようになりました。現場ごとに異なる条件で作業することで、応用力も身についてきたと思います。

仕事をしている中で嬉しいのは、任せてもらえる仕事が少しずつ増えていくことです。最近では「ここをお願いね」と一つのエリアを任されることも増えてきました。作業が終わった後には必ず確認をお願いしていますが、こうした経験の積み重ねが確実に自信につながっていると感じています。

木の未来まで考える造園のプロフェッショナルを目指す

将来の目標は樹木医になることです。専門学校で樹木医補の資格に触れたことがきっかけで、樹木のお医者さんとして働くことに興味を持ちました。現在はその目標に向かって、勉強を進めているところです。また、当社には木の特性を熟知した先輩たちがたくさんいるので、日々の作業を通して知識を吸収していきたいとも思っています。そうして経験を積み、木の成長や花の咲く時期まで考慮して剪定できる造園のプロフェッショナルになりたいですね。

就職を控えた学生の皆さんには、「どんな経験ができるか」という視点を持ってほしいと思います。条件面も重要ですが、自分の興味ある分野で多様な経験を積める環境こそが、最も重視するべきポイントではないでしょうか。上保造園の魅力は「優しさ」にあります。失敗してもカバーしてくれ、適切なアドバイスで成長を促してくれる環境は、私にとって何よりも心強い支えとなっています。自然が好きな方、街に緑を増やす仕事に関心がある方は、ぜひ造園業界にチャレンジしてみてください。