INTERVIEWS
社員インタビュー
社員インタビュー
2025.06.22
佐藤正明さん 2022年7月入社
農業高校で造園の基礎に触れ、造園技能士3級を取得。その後、環境系の専門学校で生態系保全について学び、山に赴いてフィールドワークを経験した。卒業後は環境系のアルバイトに従事しながら就職活動を行い、2022年に入社。現在は、現場の中間ポジションとして現場責任者をサポートしながら技術向上に努めている。
私が自然に興味を持ったきっかけは、小さいころに家族とバーベキューへ出かけたり、埼玉や千葉にある祖父母の家を訪れたりした経験にあります。川や海、山などで遊ぶうちに自然に対して魅力を感じるようになっていき、中学時代には自然と関わる仕事がしたいと考えるようになりました。その後、進学先の農業高校で受けた造園の授業が私の転機になったように思います。授業の一環で造園技能士3級の資格を取得する際、小さな庭づくりに挑戦したのですが、垣根をつくって石を配置し、植物を植える一連の作業に、ものづくりの喜びを感じたのです。専門学校では環境保全について学びましたが、高校時代の経験が印象深かったことから造園業界に目を向けて就職活動をしていました。
そうした中で出会ったのが、世田谷区という地域に根ざした会社である上保造園です。私の通っていた高校も世田谷区にあり、馴染みのある地域で働けることに縁のようなものを感じ、入社を決めました。実際に働いてみると先輩たちの仕事の繊細さに驚かされることが多く、造園という仕事の新たな魅力を発見することができています。
私の現在の立場は、現場責任者と新人の間に位置する中間的なポジションです。日々の業務では、責任者である先輩が大きな木の剪定を担当する一方で、私は小さな木の手入れを行いつつ、後輩への技術指導と先輩のサポート業務を同時に進めています。入社前に抱いていた造園業のイメージは、体力勝負の現場作業というものでしたが、現場に出てからそのイメージは一変しました。というのも、お客様とコミュニケーションを取る機会が多くあり、作業内容や手順について「なぜこのような剪定が必要なのか」「どのような効果が期待できるのか」を説明する必要があるのです。会社の看板を背負っている自覚を持ちながら、お客様から信頼していただけるよう、常にわかりやすい説明を心がけています。
職場の雰囲気については非常に和気あいあいとしており、先輩たちに質問しやすい環境が整っていると感じます。優しい方ばかりなので、プライベートの相談も気軽にできるのがありがたいですね。また、現場では様々な年代の方とローテーションで一緒になるため、全員と接することができるのも嬉しいポイントです。分け隔てない温かな雰囲気の中で、のびのびと働けることが大きな魅力だと感じています。
入社当初は目の前の作業で精一杯でしたが、3年目に入ってから大きな成長を実感した瞬間がありました。以前、時間をかけても思うように切れなかった木に、再び挑戦する機会があったのです。緊張しながらも木に向き合うと、切るべき枝が見えて、以前とは全く違う感覚で作業に取り組めました。これまで先輩たちから教わってきたことが、ようやく自分の中でつながり、意味を持って理解できるようになったことがとても嬉しかったです。
このような成長を踏まえて、将来は現場の責任者として、人の配置やスケジュール管理を含めた現場全体の段取りができるようになりたいと考えています。そのために、今まで先輩から教えてもらったように、後輩から質問された時に作業の意味までしっかりと伝えられる知識を身につけていきたいと思います。