INTERVIEWS
代表インタビュー
代表インタビュー
自社施工にこだわり続けて100年超
確かな技術で街に残る価値を提供し続ける
当社は私の祖父の代から続く、100年以上の歴史を持つ企業です。祖父が農業と兼業で始めた造園業を父の代で本格的に組織化し、私が三代目として事業を引き継いで、今日に至るまで発展させてきました。
当社の特徴は、植木の手入れなどの管理業務と、公園建設などの造園工事の両方を手がけていることにあります。一般的に造園業界では、どちらか一方に特化する会社が多いのですが、私たちは両方の分野でバランスよく事業を展開しており、これが大きな強みとなっています。
その中で特にこだわっているのは、自社一貫体制による高品質な施工です。現場監督だけを配置して実作業をパートナー企業に任せるのではなく、監督業務から実際の作業まで、すべて当社の社員が行っています。お客様と直接コミュニケーションを取りながら作業を行うからこそ、ご要望に沿ったきめ細やかなサービスを提供できるのです。同時にこの体制は、お客様が喜ぶ姿を直接見ることができるため、私たちのやりがいにもつながっています。
私は造園業で最も大切なのは、コミュニケーション能力だと考えています。この仕事には決まった答えがなく、同じ植木だとしても、お客様によって理想とする仕上がりはまったく異なります。そのため、期待を上回るサービスを提供するには、お客様が本当に望んでいることを引き出せるコミュニケーション能力が不可欠なのです。専門的な技術は入社してから学んでいけますが、人と心を通わせる力は、その方がもともと持っている大切な才能です。だからこそ、業界経験がなくとも人と話すことが好きで、相手の立場に立って考えられる方を歓迎しています。
実際、当社で活躍している社員はほとんどが未経験からのスタートです。私も含めて、最初は木の名前さえ知らない状態から始めた者ばかりですから、新人がどのような点で悩むかを理解し、適切にサポートできるのです。また、資格取得についても積極的に支援しており、社外講座への参加費用を会社が負担し、資格を取得すれば手当も支給しています。十数名という規模だからこそ可能な、一人ひとりに寄り添った成長支援を行っています。
将来のビジョンとして、1人でも多くの社員が現場責任者として活躍できる組織を目指しています。現在は4人ほどの責任者がそれぞれチームを組み、現場を担当していますが、人材が育てば、その分だけ受注できる仕事の幅も広がります。ただし、成長を急ぐあまり品質が下がってしまっては本末転倒です。高い技術力が求められる専門職だからこそ、しっかりと人材を育て、技術を継承していくことが不可欠だと考えています。
当社への入社を検討されている方には、技術を身につけたいという前向きな気持ちを大切にしてほしいと思います。そして、お客様や同僚との良好な関係を築けるコミュニケーション能力があれば、経験がなくても必ず活躍できるでしょう。
造園業の醍醐味は、街に残る物を作り上げることです。誰もが知る名所から、地元の身近な公園まで、私たちが手がけた場所は10年後、20年後も多くの人々に愛され続けます。自分が携わった仕事が形として残り、地域の人々の生活を豊かにしていく。私はこれほどやりがいのある仕事を他に知りません。長い歴史の中で受け継がれてきた技術と心を、さらに発展させ、未来へつないでいく仲間をお待ちしています。